2021年1月17日(日)『裏世界ピクニック4巻・5巻』『そいねドリーマー』

 昨日は授業を受けたり買い物に行ったりして頑張ったから!という名目でうっかりお酒を飲んでしまい、そしてうっかり飲みすぎて夜更かしまでしてしまったせいで今日一日中二日酔いで撃沈していた。やっぱり1日頑張ると1日動けなくなる説は本当だったらしい(今日の場合そういう訳でもない気がしなくもないが)。毎日頑張ってフルパワーで過ごすことは今の自分には無理なのだから、とは思うものの、しっかり毎日やるべきことをてきぱきやって過ごしたいと思う気持ちも消えてはくれない。完璧な人間になりたいという理想を抱いていてそれゆえ苦しんでいることは自覚しているが、そしてこの理想をできる限り下げていくのも重要なのはわかっているのだが、今の自分は日常で最低限必要なことはできる限りできる人間になりたいのだ。このためにもちょっとした計画があるので、この計画の実行のためにもあと数日何とかやり過ごしていきたい。今日で睡眠導入剤が切れてしまいちょっと寝るのに不安があるものの。

 

 今日は一日宮沢伊織先生祭りだった。

 

 

 

 

『裏世界ピクニック4』『裏世界ピクニック5』を続けて読破。空魚と鳥子の関係がかなり進んだ4巻で、そこに決着をつけるのが5巻、まさに二人の関係の集大成だった。読み進めながら思わずニコニコしてしまった(周囲から見たらニヤニヤ、ニヨニヨ、ニチャニチャかもしれない)。とくに「ファイル17 斜め鏡に過去を視る」で鳥子の視点を空魚が追体験していくところ、そこで想像以上に自分が好かれていたこと、自分が自己イメージよりも素直であったこと気づくところでついこの作品のうまさ?というか舞台づくりの上手さ?に感嘆してしまった。現代作品でファンタジー・幻想怪奇要素のない作品であればこのことに気づくのはもっと別の形だったろうに、空魚が気づくのは「裏世界(実際には中間地帯)だが」のギミックゆえである。彼女らの親密さ、共犯関係が確実にその舞台要素とうまく絡み合っている。その点に感嘆せざるを得なかった。

 そしてラブホ女子会アンジャッシュっぷりにはつい笑ってしまった。空魚にとって最悪の形のアンジャッシュで笑ってしまう。ぜひここアニメ化してほしいんですけどまあできないですよね……(全員成人女性とはいえ全裸踊りwith獅子舞もどきはさすがに地上波放送できない)。

 

そいねドリーマー (ハヤカワ文庫JA)

そいねドリーマー (ハヤカワ文庫JA)

 

 

 そのあとお風呂で『そいねドリーマー』を続けて読み始めた。今は起きられなくて最悪という生活を送っている私だが、不眠の苦しさと不眠に対する周囲の無理解はかなり理解できるので主人公の不眠っぷりに共感しつつ読んでいたのだが、さすがにこの主人公ほど寝られていないわけではないのでちょっと驚愕。依存性があるとはいえ私もひつじちゃんが欲しい。夢の中で戦う女の子たちというモチーフもかわいくて素敵。そんな感じで「かわいくて素敵」と消費してしまう自分のちょっとした意識の足りなさにちょっと落ち込むものの。

 

 はやく『そいねドリーマー』の続きを読みたい。そして真っ当な人間生活を送りたい。ということで、今日はいつもよりだいぶ早いですがお布団につきたいと思います。それではおやすみなさい。